食事の席での気の遣い方

誰かと食事に行く時、この人なら奢ってくれるだろうなという邪な考えが頭をよぎることがある。単純に年が上とか、自分より立場が上だとかいう人だ。そういう時の食事の場が非常に窮屈に感じる。まず、食べたいものは何かと気を遣って聞いてきてくれるのだけれども、素直にじゃあこの店で1番高い霜降り肉のステーキです、と言えば、こいつは他人の金でこんな高いものを食う気が遣えないやつだと思われるのではないかという恐れがあり、かといって何でもいいですと言えば、自分がないとか、奢られるの前提だから気を遣っているのではないかとおもわせて相手に余計気を遣わせることになる。だからそういう席では高くもなく安くもない、そして食べたくもないサイドメニューなどを頼まざるを得ないのだ。

 

単純に自分がプライドが高いだけ、という結論に至る。しかし他人のお金で食べたいものを食べるといういわばがめつい思想には至りたくない。相手の好みをリサーチして食べたいであろうものをオーダーするべきなのだろうか。それとも素直に自分の食べたいものをオーダーするのが正解か。例えば回転寿司に行ったとして、好物の1番高いウニは食べることができないのは苦行だ。しかし擦り合わせが人間関係を円滑にする。1番高いウニではなくても、3番目に高い中トロでも、もしくはその人と同じ席で食事ができることに喜びを感じればいいのだ。

 

立場が上の人との食事の席が苦手だという話でした。